液体・ジェルタイプの忌避剤はスプレーや固定タイプに比べて強力な効果を有します。

忌避剤の種類

害虫対策のために用いられるものの一つに忌避剤があります。
忌避剤とは、読んで字のごとく害虫を忌避するために用いられる薬剤のことを言います。
つまり、忌避剤というのはそうした薬剤の総称なのです。
実際には、忌避剤と一口に言っても以下で紹介するような様々なタイプの薬剤が存在します。
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虫用の忌避剤の特徴

スプレー型の忌避剤

忌避剤の具体的な種類について説明する前に、簡単に虫用の忌避剤の特徴について触れておきたいと思います。
虫用の忌避剤には、動物用や鳥用のものにはない一つの大きな特徴があります。
それは、忌避剤と殺虫剤の間に明確な区別がないという点です。
一般的に、虫用以外の忌避剤は特定の対象を忌避することが目的となっており、その薬剤によって駆除するということはありません。
しかし虫用の忌避剤の場合には、害虫を駆除することが目的の殺虫剤と、害虫を寄せ付けないことが目的の忌避剤の区別が曖昧になっているのです。
そのため、害虫に関する限りは忌避剤と殺虫剤の効果や特性がかなりの部分で重なっています。

 

忌避剤の多くは接触剤

忌避剤はその作用性の違いによっていくつかの種類に分類されますが、その内のほとんどは接触剤と呼ばれる薬剤に分類されます。
接触材とは、薬剤を使用した箇所に害虫が触れる、またはその付近に近付くと薬剤に含まれた成分に反応して害虫が逃げ出すという効果を持った忌避剤です。
また既に述べた通り、薬剤に接触ないし接近すると害虫が駆除されるタイプの忌避剤(殺虫剤)も存在します。
このタイプの忌避剤は非常に多くの害虫に有効で、蚊、ハエ、ゴキブリ、ダニ、ノミ、トコジラミ(ナンキンムシ)、クモ、スズメバチ等に強力に作用します。
日常生活における身の回りの害虫であれば、ほぼ全てに対応していると言っても過言ではありません。
接触剤の他には、食毒剤や浸透移行性剤、誘殺剤といった忌避剤が存在します。

 

使用方法による分類

作用性の他に、忌避剤は使用方法によってもいくつかの種類に分類されています。
代表的な使用方法は以下の3つです。

 

スプレー(エアゾール)タイプ

忌避剤(殺虫剤)の中でも最もポピュラーなのがこのスプレータイプです。
場所を選ばず簡単に使用で切るというメリットがある一方で、効果が持続する時間が短いというデメリットがあります。

 

固定タイプ

スプレーと違って特定の場所に設置しておき、その周辺に害虫を寄せ付けないのがこの固定タイプです。
一口に固定タイプと言っても、玄関や窓際などに設置するものや、軒先やベランダに吊るしておくものなど、色々なタイプの商品が販売されています。

 

液体・ジェルタイプ

このタイプの忌避剤はスプレータイプや固定タイプの忌避剤と比べてかなり強力な効果を有しています、
使い方は、虫の入り口となっている個所に液体またはジェルを塗布するだけです。
ただし、仮に虫の入り口になっている場所であっても人間が触れる可能性のある所には塗れません。

 

ニームオイル

忌避剤は害虫にとって有害なことはもちろんですが、実はその多くは人間にとっても有害な薬剤です。
この点は、全ての忌避剤に共通したデメリットだと言えます。
しかし、ニームオイルであれば人間に害を与えることなく害虫を予防することができます。
ニームオイルとは、人間や動物には無害で害虫のみを防止する効果を持ったハーブのことです。
ニームオイルは本来は忌避剤として使われるものではありませんが、その性質が注目されて最近では忌避剤として使われることが多くなっています。