ダニは小さくて肉眼での確認は難しく、刺された瞬間には痛みも痒みも感じません。

ダニの特徴

害虫被害を及ぼすダニ

私たちが普段生活している住宅の中には様々な害虫が生息しています。
被害の大きさで言えばシロアリが筆頭に挙げられますが、実はそれ以外にも色々な害虫が住み着いているのです。
例えば、誰もがその名前を知っている「ダニ」もそうした害虫の1種です。
ここでは、そんなダニの特徴について紹介していきたいと思います。

 

ダニは昆虫ではない

ダニは、私たちにとって非常に身近な虫の一つです。
しかし、ダニという名前は知っていても、その特徴をご存知の方は決して多くありません。
例えば、ダニは一般的に昆虫だと思われていますが、実際にはそうではないのです。
ダニはそれぞれの足に節がある節足動物で、成虫の足が8本あることを見れば分かる通り、昆虫ではなくクモやサソリの仲間に分類されています。
クモやサソリなどの虫のことを鋏角亜門と言いますが、ダニもこの鋏角亜門に分類される虫の1種なのです。
形状としては、頭・胸・腹が一体となって胴体部を形成しており、この胴体部の先端にある口器に顎体部が付属しています。
翅は無く、飛翔して移動することはありません。

 

肉眼での確認は難しい

ダニは肉眼で確認出来ない

ダニと一口に言っても色々な種類が存在していますが、どの種類にも共通しているのは体が小さいということです。
人家に住み着くダニの中で最も数が多いのはチリダニと呼ばれる種類ですが、このダニの体長は約0.2~0.4mmにしか過ぎません。
ですから、仮にダニが住み着いていたとしても、それを肉眼で確認することは非常に困難です。
黒の絨毯やカーペットの上でしっかりと目を凝らせばどうにか確認することができますが、それ以外の場所であればまず見つけることはできないでしょう。
ただし、人家に住み着くダニの全てがこのように確認し辛い種類というわけではありません。
例えばコナダニという種類のダニであれば、繁殖の規模が非常に大きくある程度まとまって移動するため、肉眼でも十分に確認することができます。

 

ダニによる被害

ダニの種類は非常に多く、その中には人間に被害をもたらす種類とそうでない種類が存在します。
人間に被害をもたらすダニの代表的なものはツメダニです。
ツメダニは普段、ヒョウヒダニやコナダニなどの体液を吸って生きています。
基本的に屋内においては数の少ない種類なのですが、新築の住宅であれば2~3年が経過した段階でヒョウヒダニやコナダニの数が増えるとそれに伴ってツメダニの数も増えていきます。
そして、この時期に人間に対する被害も増えていくことになります。
増殖したツメダニは夜間に畳やカーペットといった場所から這い出してきて就寝中の人間の肌を刺し、そこから体液を吸い、さらには唾液を注入していきます。
ツメダニに刺されると、1~2日してから刺された箇所が赤く腫れあがり、その後1週間程痒みが続きます。
刺されやすい個所としては大腿部や上腕部の内側、腹腰部などがあり、基本的には布団や畳に接している部分が刺されやすくなります。
また、刺された瞬間には痛みも痒みも感じないというのがダニによる被害の特徴となっています。