ノミは体長1~3mmと小さく、高い脚力を持ち、恒温動物に寄生する害虫です。

ノミの特徴

小さな害虫のノミ

ノミはダニと並ぶ、屋内に生息する害虫の代表的なものです。
ダニと同様に非常に小さな害虫で、一般的に犬や猫などのペットに付着している虫というイメージが定着しています。
そのため、人間に対しては被害が少ない(または無い)と考えられがちですが、実際にはそうしたことはありません。
ここでは、そんな人間にも被害をもたらすノミの特徴について紹介していきたいと思います。
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ノミとは

虫の中では、ダニと並んで普段から何かと耳にすることの多いノミですが、それが一体どのような虫なのかはあまり知られていません。
ノミというのは、節足動物門昆虫綱ノミ目(隠翅目)に属する昆虫の総称のことです。
成虫の外形は、宿主の体毛の中を動きやすいように流線型の体をしており、全体で見ると左右に扁平な体型となっています。
体長は小さいものでは1mm以下で、大きくても9mm程度のサイズにしかなりません(一部例外もある)。
その外形の内で特徴的なのは口器の部分で、細長い口吻が吸血に適した針のような形をしています。
大まかに見るとダニに似た見た目と大きさをしており、さらには飛行能力を持たないという点でも両種は共通しています。

 

ノミは何に寄生するのか

ノミが犬に寄生することも

ノミは全世界で約200属1800種存在するとされており、その内の相当数は日本でも生息が確認されています。
そして、これらのノミのほぼ全ての種が哺乳類など恒温動物の体表に棲み付き、血液を吸引するという特徴を持っています。
寄生する動物としては、私たちの身の回りで言えば犬や猫が最も多く、その他鳥類などにもかなりの数が寄生しています。
ペットに対するノミの被害が問題になる背景にはこうした事情があったわけです。
そしてさらに、ノミは人間にも寄生して被害を及ぼします
ノミは基本的に恒温動物であればどのような種にも寄生する害虫で、それは人間でさえも例外ではないのです。
人間がノミに刺された場合には肌の表面に多くの斑点ができ、強い痒みが長く続くことになります。
長い人では数か月に渡って痒みが収まらないという状態になる可能性もありますので、十分な予防が必要になります。

 

恐るべき脚力

日本に生息するノミの体長はおおよそ1mmから3mm程度です。
そして既に述べたとおり、ノミには飛行能力がありません。
では、一体どのようにして人間の体表に付着するのかというと、もちろん床から体表に直接伝っていくという方法が1つですが、実はもう一つ別の方法があります。
それは、バッタのように後ろ足で跳び上がって人間の体表に飛び付くという方法です。
実はノミには強力な脚力が備わっており、かなりの距離を跳び上がって移動することができるのです。
具体的な数字で言うと、距離で体長の60倍、高さで同じく体長の100倍もの長さということになります。
まさに、驚異のジャンプ力という他にありません。

 

肉眼での確認は難しい

既に述べましたが、日本に生息するノミの体長はわずか1mm~3mm程度です。
そのため、私たち人間の肉眼では簡単には確認できません。
ですので、多くの場合ノミの生息に気付くのは、実際に被害を受けてからということになってしまいます。