シロアリが住宅の内部を浸食すると軽い地震でも倒壊する恐れがあります。

害虫被害例

日本には実に多くの害虫が生息しています。
そしてその内の何割かは人間に様々な害を及ぼします。
そうした害虫による被害には軽微なものもありますが、一方で取り返しのつかない重大な被害もあります。
ここでは、具体的にどのような被害があるのかを知ってもらうために、害虫別の被害例を紹介していきたいと思います。

 

シロアリによる被害

シロアリ被害の実態を検証

害虫に分類される虫の中で、私たちの生活に最も重大な被害を与えるのがシロアリです。
その被害例についてはすでにご存じの方も多いでしょうが、ここでは改めて被害の実態を紹介します。
シロアリによる被害は簡単に言ってしまえば、住宅に使用されている木材が内部から食い荒らされるということです。
最近では鉄筋住宅でもシロアリの被害が確認されていますが、基本的には木造住宅が被害を受けるケースがほとんどです。
木材が内部から食い荒らされることにはいくつかのデメリットがありますが、最大のものはやはり耐震性の低下です。
シロアリに内部から浸食された住宅は僅かな揺れ(地震)でも倒壊する恐れがあります。
また、シロアリは木材であれば建材に限らず家具なども食い荒らしてしまうため、箪笥や机と言った物も被害の対象となる可能性があります。

 

キクイムシによる被害

キクイムシの好む竹

住宅や家具に被害をもたらす害虫はシロアリだけではありません。
キクイムシもシロアリとほぼ同様の被害をもたらすのです。
具体的には、キクイムシという名の通り木材を食い荒らしていきます。
ただし、シロアリと違うのは食害を及ぼす木材がある程度限られているという点です。
シロアリの場合には木材であれば基本的に何でも食い荒らしますが、キクイムシの場合には木材の中でも食害の対象になるものとそうでないものがあるのです。
キクイムシが好む木材として挙げられるのは、カシ・ケヤキ・キリ・ナラ・もみじ・竹などです。
つまり、広葉樹が食害の主な対象となるわけです。
一方、キクイムシがあまり好まない木材には針葉樹があります。
ですから、広葉樹であればそれが建材であれ庭木であれキクイムシに侵食されるということになり、針葉樹であれば基本的に被害の対象とはならないということになります。

 

ゴキブリによる被害

私たちの生活において最も身近な害虫とも言えるゴキブリは、ただ見た目が不快なだけではありません。
実はゴキブリは、私たちに大きな被害をもたらす可能性のある害虫なのです。
ゴキブリによる被害としてまず初めに挙げられるのは、食中毒の発生です。
ご存知の方も多いと思いますが、ゴキブリの体表には様々な雑菌や汚物が付着しています。
こうしたものを付着させたゴキブリが食べ物や食器に接触することで、それらを直接口にする私たちに食中毒の原因となる物質が運ばれてしまうのです。
さらに食中毒以外にも、ゴキブリは感染症やアレルギーの原因にもなります。
ゴキブリの排泄物の中には様々な病原体やアレルゲンが含まれているため、これが直接または間接に人間に触れることでそのような被害が発生してしまうのです。
またこれは稀なケースですが、就寝中にゴキブリに噛まれるという事例も過去には存在しています。